下北半島の旅 
2015年8月 写真:岩田穆, 案内:真奈


[旅程と目次]
第1日: [仏ヶ浦], [大間崎] 薬研温泉泊
第2日: [恐山], [尻屋崎], [寒立馬]
[猿ヶ森砂丘のヒバ埋没林], [十和田現代美術館]

旅のコース


 第1日 (8/29) 仏ヶ浦, 大間崎 
朝7:00 八戸出発、真奈のジムニーで、野辺地、むつ市、大間を経て、10時30分に下北半島先端 西側佐井に着く。佐井港10:40発、観光船サイライト号で仏ヶ浦に向かう。40分で仏ヶ浦に着く。

仏ヶ浦
陸奥湾口の平舘海峡に面した峻険な海岸沿いに2km以上にわたり、奇異な形態の断崖・巨岩が連なる海蝕崖地形である。緑色凝灰岩を主とした岩石が数百万年をかけて、風雨、海蝕を受けて奇岩群が形成された。それぞれの奇勝には、浄土のイメージを重ねて「如来の首」「五百羅漢」「蓬莱山」「極楽浜」などの名が与えられている。90mを超える断崖もあるなど陸上から近付くのが困難な土地で、長らく地元民しか知らない秘境であった。1934年に青森県天然記念物、1941年4月23日には国の名勝および天然記念物に指定され(「仏宇陀(仏ヶ浦)」)、1968年には下北半島国定公園の一部となった。下北半島国定公園の一部である。陸から行くには山の上の駐車場から高低差100mの山道はかなりハードとのこと。観光船で行くのが楽ちん。


桟橋から南を見る 蓬莱山、一ツ仏


一ツ仏 (三角形の岩)  


一ツ仏 (左の三角形の岩)  


五百羅漢  






天龍岩


地蔵堂  




屏風岩




屏風岩


香爐岩  




双鶏門


双鶏門  


帆掛岩  


如来の首  

帆掛岩と如来の首の間を進む。


蓬莱山  


蓮華岩と蓬莱山


蓮華岩と蓬莱山




蓬莱山の拡大 目と口がある





願掛岩
佐井港から海岸の景色を楽しみながら仏ヶ浦方面にドライブ。海岸に巨大な岩があり、社が祀られている。






願掛岩の説明


雲丹丼を仏ヶ浦ドライブインで食べる(1500円は安い)

大間崎
下北半島西北端にて、本州最北端に位置する。北端の大間崎は国際海峡である津軽海峡に面し、同町に帰属する弁天島には、白と黒のコントラストの美しい大間埼灯台がある。津軽海峡対岸の北海道汐首岬(函館市)までは約17kmと近いが、残念ながら見ることはできなかった。

本州最北端の地の碑  




すぐ先に弁天島には、白と黒のコントラストの大間埼灯台

マグロ一本釣りモニュメント


大間のマグロは最も大型の「クロマグロ」、最大で3mを超えるものもある。大間でも最大440Kgのものも水揚げされて、このモニュメントのモデルとなっている。また価格も高く、平成25年の築地市場の初セリでは、222Kgのマグロに1億5,540万円の値がつき、史上最高値を更新した。まさに黒いダイヤ。マグロ丼は高価であるが、是非味わいたい。
一本釣り漁法 針の先に、いかやブリの幼魚などの生餌や、大間の漁師秘伝の死んだサンマやトビウオなどを生きているように見せる仕掛、疑似餌を海に投げ入れ、マグロのヒットを待つ。かかったら、手で引いて巻き上げる。これは真に人とマグロの死闘である。大間の漁師を題材にした小説「魚影の群れ」は、相米慎二監督によって映画化された。昭和58年6月から9月までロケが行われ、主演の故夏目雅子や緒形拳らが町に泊り込んだ。

石川啄木の歌碑



「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」 啄木の代表作である、この「東海歌」が詠われた舞台は大間崎であるとの説。 津軽海峡の向かいの函館・大森浜には、歌碑と石川啄木の座像が建立された小公園があり、東海といえば函館の海岸との説もある。大間啄木会の方は「啄木が大間の光景を東海歌に詠んだのはほぼ間違いない」として平成10年7月、大間崎に石川啄木歌碑が建立された。


第1日: [仏ヶ浦], [大間崎] 薬研温泉ホテルニュー薬研泊
第2日: [恐山], [尻屋崎], [寒立馬], [猿ヶ森砂丘のヒバ埋没林], [十和田現代美術館]