ミヤンマーの旅   

 旅人・写真:岩田穆(あつし)
 2016年 1月 9日〜 1月 13日
 クラツー, TD, Guide:

目次
第1日:
[アーナンダー寺院] [タビニュー寺院]
[シンビンターリャウン] [ジェサンドー・パゴダ]
第2日:
[シュエジゴン・パゴダ] [ティーローミンロー寺院]
[ガバン・ビューイングタワー]
[チリビセヤ・サンクチュアリ・リゾート]
[エーヤワディー川・サンセットクルーズ]
第3日:
[ヤンゴン中心部] [チャウッターヂー・パゴダ]
[シュエダゴン・パゴダ]

 バガンの仏教遺跡(1)
 
バガンはミヤンマーの中央のエーヤワディ川の東岸に位置する。最初のビルマ統一王朝であるパガン朝のPyinbya王が西暦874年に都をパガンに移した。バガンが最も栄えたのは11世紀から13世紀であり、ほとんどの人が仏教を信仰していた。日本や中国の大乗仏教と異なる、上座部仏教であり、各人が自ら修行するというものである。40平方キロにわたる広大な土地に数十万のパゴダ(仏塔)が建設されたといわれる。一般の人々も私財を使ってパゴダを建設したためで、これは現世における大きな功徳とされた。これは世界にも珍しい貧富のない社会を作り上げた思想・習慣であった。現存するパゴダは2000ほどあるが、独特の世界を形成している。
バガン遺跡はカンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡と並んで「世界三大仏教遺跡」と呼ばれる。




アーナンダー寺院
アーナンダ寺院は、バガン遺跡を代表する最大の寺院遺跡である。上座部仏教(小乗仏教)を導入し、ミャンマー族最初の統一国家を築いたバガン朝の第3代の王チャンスィッターによって、11世紀末〜12世紀初頭に建設された。高さ50m、面積63m四方の白亜の寺院の内部には、4つの仏像が東西南北に向いて整然と安置され、釈迦(仏陀)の生涯を描いた80点の浮き彫りがある。アーナンダーは釈迦の一番弟子の名前である。












過去四仏立像(南向)カッサバ


カッサバ (オリジナル)


過去四仏立像(西向)ゴータマ
ゴータマ (200年前に再建)


ゴータマ


過去四仏立像(北向)カクサンダ (オリジナル)


過去四仏立像(東向)コーナガバナ(200年前に再建)


仏陀の誕生(レリーフの傑作)



タビニュー寺院・日本人慰霊碑
タビニュー寺院はミャンマー中部の都市遺跡バガンにある仏教寺院。12世紀半ば、パガン朝第4代王アラウンシードゥーにより建立。細かい彫刻が施された屋根をもち、中央に金箔で覆われた塔がある。この寺院はバガンで最も高く、61mある。
近くに日本人慰霊碑がある。太平洋戦争(大東亜戦争)中、各地で激しい戦闘が繰り広げられましたが、ミャンマー(ビルマ)もその中の一つで、19万人もの日本人が命を落としたそうです。















シンビンターリャウン
シュエサンドー・パゴダの敷地にある倉庫のような建物の中の暗い空間に18mの涅槃仏が穏やか横たわっている。11世紀の建造であり、涅槃仏は通常は北枕であるが、これは南枕である。


シンビンターリャウンの建物(シュエサンドー・パゴダから)


足の側から入場


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シュエサンドー・パゴダ
シュエサンドーパゴダは、アノーヤター王がモン人の国タトゥンを征服した直後に建てたパゴダです(1057年)。モン人が所有していた釈迦の遺髪もタトゥンから持ち出され、このパゴダのなかに納められたそうです。5層構造で、登れるパゴダとして最も有名で、急な階段には手すりがついており、何とか登れる。そして、上層は夕陽鑑賞の絶好のポイントとなっている。


シュエサンドー・パゴダ

以降の写真は最上階で撮影したもの。急な階段を登った最上階は日の入り時刻は身動きでないほど混雑ぶりです。


ローカティパン


ダマヤンジー寺院




左奥:タビニュー寺院、右奥:アーナンダー寺院


左奥:考古学博物館、右奥:ゴードーパリン寺院


タビニュー寺院














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