シチリアと南イタリアの旅
2019年2月8日〜17日,ユーラシアのツアー
旅人/写真:岩田 穆, TD: 竹下裕子、現地ガイド:
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旅の日程
[第2日]
[モンレアーレ]
[パレルモ]
[第3日]
[アグリジェント]
[カザーレ荘]
[カルタジローネ]:
[第4日]
[タオルミナ]:
[第5日]イタリア本土へ
[アルベロベッロ]:
[第6日]
[アルベロベッロ]
[マテーラ]:
[第7日]
[アマルフィ]
[ポジターノ]
[ポンペイ]:
[第8日]
[カプリ島]
[ナポリ]:
アリタリア−イタリア航空で、成田空港から、ロ−マのフィウミチーノ空港へ、乗り換えてシチリア島ーパレルモのファルコーネボルセッリーノ空港へ
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「モンレアーレ」は王の山の意味、元はパレルモの南にあるカプート山の中腹310mにあるノルマン王朝の狩り場であった。
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モンレアーレから見たパレルモ(ティレニア海に面する港)
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大聖堂は1174年ノルマン王朝のグリエルモ2世がパレルモの大司教に対抗して建立したイスラエルとビザンチン文化の融合したノルマン建築の最高傑作と言われる。堂内の壁面の上部にはビザンチン式金地ガラスモザイク画が輝き、壁の下部はアラブ装飾の大理石象嵌で飾られいる。2015年に世界文化遺産に登録。
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動画 NHK BSPから (5:00min)
大聖堂の正面入口 普段は閉ざされている
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大聖堂奥の外観
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大聖堂の入口にあるうグリエルモ2世
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堂内の壁面の上部にはビザンチン式金地ガラスモザイク画が輝き、壁の下部はアラブ装飾の大理石象嵌で飾られいる。
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全長14m、肩幅7mの巨大な金地ガラスモザイク キリスト「パントクラトール」 右手は三身一体を表している。
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キリストと弟子達、旧約聖書の場面が金地ガラスモザイクで描かれている。
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大聖堂に隣接する旧ベネディクト会の修道院の中庭回廊 イスラム様式の回廊は228本の柱は2本組みで1組おきに幾何学模様の象嵌で飾られている。
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アルハンブラ宮殿と同じイスラム様式の回路 2本組の柱の上は彫刻で飾られている。
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大理石の柱の象嵌の幾何学模様は美しい。
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棕櫚の木やオリーブに木が植えられ南国の雰囲気
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回廊の角にある棕櫚(しゅろ)を形どった石柱と泉
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シチリア島北西岸の港湾都市。シチリア州の州都で,コンカ・ドーロと呼ばれる肥沃な盆地に位置する商工業の中心地。鉄鋼,造船,化学,繊維などの工業が行われる。前8世紀にフェニキア人により創建され,カルタゴ,ローマ,ビザンティンの支配下に港として繁栄した。831年にイスラム教徒の支配下に入り,一時は人口30万人を数えた。1072年にノルマンに占領された。のちシチリア王国の首都となり,イスラム文化と共存する地中海文明の中心地となった。1282年〈シチリアの晩鐘〉と呼ばれる反乱が起き,19世紀に至るスペイン支配が始まった。12世紀の聖堂,バロック様式の教会,王宮,大学など歴史的建造物が多い。
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パレルモ市の中心部地図。
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マッシモ劇場はアールヌーヴォー様式の華麗なオペラハウスであり、イタリア最大で、面積7730m2 、建築家バジレー親子により、1897年完成した。入口正面の大階段は映画「ゴッドファーザIII」のラストシーンの撮影に使われた。
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ギリシャ神殿のような列柱と屋根、破風を持つ重厚な入口と大階段
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階段の両側にはライオンの像
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ガイドツアーで内部に入る。一般客席から見上げた天井とボックス席
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ロイヤルボックス席から眺めた舞台とボックス席 舞台は手前に向かって傾斜しており、バレーには難しいという。
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ロイヤルボックス席から眺めた舞台と客席 シンプルだが座り心地は極めてよい
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マルトラーナ教会 (Chiesa della Martorana) は、パレルモにあるカトリックの教会。海軍提督の聖母マリア教会 とも呼ばれる。ピアーナ・デッリ・アルバネージにあるビザンティン典礼の司教区、東方典礼カトリック教会の1つであるイタリア・ビザンティン・カトリック教会 (en) の一部でもある。
サン・カタルド教会 (San Cataldo) はベッリーニ広場にある1160年頃のノルマン時代にパリの提督マイヨーネにより建設された教会で、屋根に赤い半円形ドーム(クーポラ)を3つ載せた屋根が印象的だ。これはハーレムに仕える宦官の帽子を模したものであると言われ、クーポラ小さな連続した飾りアーチの一部は、窓になっている。外観の装飾らしい装飾は、それくらいだ。内部にいたっては、さらに簡素。長方形の平面をした身廊の壁に、装飾は何もない。この土地がイスラムに支配されていた歴史の重みを感じさせる教会だ。 |
左:マルトラーナ教会、右:サン・カタルド教会 ギリシャ正教の教会 アラブ風の赤いドームを置く。
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動画 パレルモの教会 NHK BSPから
サン・ジョヴァバン二・デッリ・エレミティ教会、大聖堂
別名:辱めの広場 市庁舎前にギリシャ神話の神々の裸体が配された大理石の円形噴水がある。
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旧市街の中心地の2本の大通り(ヴィットリオ・エマヌエル通りとマグエダ通り)の交差点で、角の建物に3層の彫刻が配置されている。17世紀のシチリアンバロック様式の装飾があり、1階は四季の女性の泉、2階はスペイン王、3階は守護聖女である。
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初代シチリア王ルッジェーロ2世が1130〜1140年に建造した王宮の2階にある王族専用のアラブ・ノルマン様式の礼拝堂である。ビザンチン様式黄金のモザイクや木造の天井装飾が建設当時のまま残されている。2015年に世界文化遺産登録。
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王宮入り口
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堂内の正面のキリスト「パントクラール」のモザイク画 左右にペテロとパウロ
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クーポラの中にキリスト「パントクラール」のモザイク画
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天井にもキリスト「パントクラール」
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白大理石に彫刻が施された復活祭用燭台(高さ4.5m)
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大理石の柱、金地ガラスモザイク画、天井はレバノン杉の鍾乳石飾りである。豪華絢爛という感じ。
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旧約聖書の場面もモザイク画
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現在、王宮は州議会場や迎賓の施設として利用されている。
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州議会場 「ヘラクレスの間」
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中国の間 (ライオンの絵)
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王宮の城壁にあるヌオーヴォ門 神聖ローマ皇帝のカール5世がチュニジア戦役からの凱旋を記念して16世紀に建築。
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[第5日]イタリア本土へ
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[第6日]
[アルベロベッロ]
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