ロシア芸術探訪
旅人・写真:岩田あつし
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2019/7/23~7/31 クラブツ-リズム, TD: 内野
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TD: Y.Uさん(お世話になったのは2回目)
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サンクト・ペテルブルグの郊外、オネガ湖に浮かぶキジ島には、
釘を使用しない木造建築として有名なプレオブラジェンスカヤ教会が
世界遺産として認定され、島全体が景観保護区となっています。
この島へはサンクト・ペテルブルグから最寄の町ペトロザヴォーツクまで
列車で7~9時間、さらに水中翼船で約1時間かかり、訪れるのに1泊が必要です。また、
教会の建物が崩壊の危機にあり、近い将来、旅行者が訪れられなくなる可能性があります。
そこで、このキジ島の教会を再現してサンクト・ペテルブルグ近郊に建てられたのが、
ポクロフスキー教会です。外観から構造までキジ島の教会と同じで、設計者も同じです。
しかし、屋根の材料にに白柳を使用して陽光を受けると銀色に輝いて見えるなど、工夫が随所に見られます。
まだ、観光にはあまり知られていないので、訪れる人も多くなく、ゆっくり楽しめます。
尚、この教会は観光用のみでなくロシア正教の教会として地元の信者に愛され利用されています。
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釘を使わない木造建築 ポクルフスキー寺院
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寺院の前にある小さいな礼拝堂
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礼拝堂
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礼拝堂のキリスト(デフォルメされている)と説明の女性
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教会の入口と 鐘楼
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聖堂の祭壇 質素な感じ
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動画「聖堂内部」
戦いの様子が書かれたイコン
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燭台
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木造の鐘楼 カリオンが奏される
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木造教会の前で
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木造の玉葱屋根の拡大
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武器などの倉庫
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兜をかぶって記念撮影(兜は新しいもの)
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教会の周りは林
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サンクトペテルブルグの中心部にあるロシア正教会の大聖堂。
ピョートル1世が建てた教会に起源し、再建が繰り返された後、現在の聖堂は19世紀半ば、
アレクサンドル1世の時代にフランスの建築家オーギュスト=ド=モンフェランの設計に
より完成。ロシアのビザンチン建築を基本とする新古典主義様式の重厚な外観をもつ。
高さ101メートルの世界最大級の教会建築であり、帝政ロシアのシンボルとされる。
1990年に「サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)
に登録された。 |
聖堂中央祭壇の上
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天井のイエス
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ドームの天井画
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聖堂の前の公園から 大きな花束
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血の上の救世主教会は、 グリボーエドフ運河沿いにあります。
1881年、当時のロシア皇帝アレクサンドル2世がこの場所で爆弾テロに遭い、
暗殺されました。聖堂は皇帝の死を悼み、事件現場の上に建てられたため、
こう呼ばれています。 外観はモスクワの赤の広場に建つワシリー寺院に似た、
ロシアの伝統的な教会様式である。ただし、ワシリー寺院は16世紀の建物ですが、
こちらは20世紀の初め、当時のロシアの最高技術を駆使して建設されました。
中央の尖頭の高さは94m、外壁はヨーロッパ各地から取り寄せた様々な色の石や
モザイク画で飾られ、まるでおとぎの国のお城です。
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ロシア皇帝アレクサンドル2世暗殺現場。
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聖堂の主祭壇
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聖堂内部の美しい壁画
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[第4日に続く]