ロシア芸術探訪

　旅人・写真：岩田あつし

2019/7/23～7/31 クラブツ-リズム, TD: 内野

　ロシアの旅の日程　

第1日成田からモスクワ乗換サンクトペテルブルクへ
第2日サンクト･ペテルブルク
　　[エルミタｰジュ美術館宮殿と装飾] [絵画と彫刻]
　　[エルミタｰジュ美術館新館] [エルミタｰジュ劇場]
第3日 [ポクロフスキｰ寺院] [イサク聖堂]
　　[血の上の救世主教会]:
第4日 [エカテリナ宮殿] [ピョｰトル大帝の夏の庭]
第5日モスクワ経由　セルギエフ・ポサートへ
　　[トロイツェ･セルギエフ大修道院,ウスペンスキー寺院]
第6日 スズダリ [クレムリン] [スパソ･エフィミエフ修道院]
　　ウラジミｰル [黄金の塔]　列車でモスクワへ
第7日 モスクワ [赤の広場　聖ワシリー寺院] [グム百貨店]
　　[コロｰメンスコエ] [ノヴォデヴィッチ修道院]
第8日クレムリン [武器庫,ダイヤモンド庫] [聖堂,宮殿]
　　[トレチャコフ美術館]
第9日　モスクワから成田に帰る

　ロシアの地図と旅のコース　

第4日　サンクト･ペテルブルク郊外

　エカテリナ宮殿　

宮殿の名前は、ピョートル大帝の后でもあった、第2代ロシア皇帝エカテリーナ1世（在位：1725年 - 1727年）に由来する。エカテリーナがドイツの建築家Johann-Friedrich Braunsteinを雇って夏の避暑用の離宮として 1717年に作らせたのが最初のもので、その後、第4代ロシア皇帝アンナ（在位：1730年 - 1740年）がロシア人建築家に命じ増築させた。第6代ロシア皇帝となったエリザヴェータ（在位：1741年 - 1762年）は時代遅れで不便であるとして作り直し、壮麗・壮大なロココ調建築に作り直すように命じた。建設は1752年5月から4年の歳月を費やし、 1756年7月30日に全長325メートルの現在の宮殿が完成した。なかでも「琥珀の間が有名である。琥珀は、第二次世界大戦のレニングラード包囲戦中にドイツ軍に持ち去られたが、 1979年から始まった復元作業により、2003年に完全に復元された。

宮殿エリアの入口

宮殿の外壁

門

宮殿の入口

王族の居室

エカテリナ宮殿の部屋

宮殿の主な部屋 ①正面玄関、②大広間（玉座の間）・・③第1の控えの間、④第2の控えの間、⑤第3の控えの間、 ⑥アラベスクの間、⑦騎士の食堂、⑧白の食堂、⑨木イチゴの食堂、⑩緑の食堂、⑪肖像画の間、 ⑫琥珀の間、⑬絵画の間、⑭小さな白の食堂、⑮アレクサンダーIの客室、⑯食堂、⑰緑の食堂、 ⑱給仕の間、⑲青の客間、⑳中国風青の客間。

宮殿の部屋の配置図

アラベスクの間（女帝エカテリーナ２世のために、チャールズ・キャメロンが創造した特別の催しの部屋）

アラベスクの広間の壁の装飾

第二控えの間。黄金装飾の仕切り壁

第二控えの間

第一控えの間。タイル張りの壁式ペチカ

大広間

大広間　天井画

大広間の出入り口

宮殿中央の階段

エカテリナII世のドレス

琥珀の間　入口の展示

琥珀の間（絵はがき）

絵画の間

緑の食堂

宮殿の庭

宮殿の庭　宮殿に5個クーポラが見える。

キャメロンのギャラリの庭の花

エカテリナII世の愛した浴室

エカテリナII世の像　下に愛人、支えた人々

キャメロンのギャラリ

音楽堂（グロット）池の畔にあり、壁の空色が美しい
　内部で民族音楽の演奏がある

大きな池　池の向こうに建物

エルミタージュ

　ピヨートル大帝の夏の宮殿の庭　

ペテルゴフ（夏の宮殿）は、ロシア・サンクト･ペテルブルクから西に約30km離れたフィンランド湾南岸に位置する宮殿と庭園である。全体で20の宮殿と7つの公園から構成されている。
庭園内の趣向を凝らした噴水の数は150を超える。ペテルゴフの建設は1714年、ロマノフ王朝第4代、ピョートル大帝から始まり、1723年に完成式典が行われた。
噴水は15mほど高い宮殿の南側から、北の海側の低い庭園に下る水位差を利用している。1920～21年、ペテルゴフ南方22kmにあるロプシャから水路や貯水池を経由して水を供給するシステムを造り上げた。19世紀半ばまでに水路は総延長56kmに及んだ。貯水池の総面積は21ha、貯水量は13万m3、パイプの総延長は30km、水門は26箇所設けられている。24時間噴水を出し続けることも可能である。
歴代ロシア皇室により拡大・装飾され離宮として利用されていたが、1917年のロシア革命の後は博物館群として公開されている。